満沢鉱山跡 2005.6.12


以前からその存在が気になっていた満沢鉱山。集落の古老が、鉱山がなくなってから集落にも活気がなくなった、と仰られていたのが印象的だった。
今回はまるだし氏とその満沢鉱山へ挑む。

場所はこちら


山形県最上町。満沢集落の最奥の林道の先にある。
以前、途中の背坂防砂ダムまで行ったことがあるが、激藪の為に引き返した。(背坂峠にはいまだに行っていない・・・)
今回はなぜか藪が刈ってあり、すんなりと鉱山跡までたどり着いた。虻が多かったが。

満沢鉱山は昭和38年までは日本鉱業が銅・亜鉛等を大規模に採掘していたようだ。
写真は沢まで落ち込むズリの山。



鉱山施設に無知な私はこれが何の設備だったか知らない。
大規模だった、ということはよく解る。



山の斜面に眠るコンクリ壁。
藪に埋もれ自然に還る。



沈殿槽?
鉱毒対策が行われているようだ。



採掘し尽し、またこの山が自然に還るまでどれくらいかかるのだろうか。



鉱山の最も高い場所に、慰霊碑と思われる小さな石碑があった。それとも山神を祀っているのか。
お供え物がまだ新しかったので、集落の人が来て刈ったのだろうか。
人の情に、関係ない私までも胸が熱くなる。



石碑の広場から最上町が一望できる。
この先に背坂峠へ続く小道が続いていたが、藪が酷くとても歩けるような道ではなかった。

追記:2006年6月に背坂峠へいってきました!


さらば満沢鉱山。

満沢地区には何か私を惹きつける魅力がある。


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