以前からその存在が気になっていた満沢鉱山。集落の古老が、鉱山がなくなってから集落にも活気がなくなった、と仰られていたのが印象的だった。 |
山形県最上町。満沢集落の最奥の林道の先にある。 以前、途中の背坂防砂ダムまで行ったことがあるが、激藪の為に引き返した。(背坂峠にはいまだに行っていない・・・) 今回はなぜか藪が刈ってあり、すんなりと鉱山跡までたどり着いた。虻が多かったが。 満沢鉱山は昭和38年までは日本鉱業が銅・亜鉛等を大規模に採掘していたようだ。 写真は沢まで落ち込むズリの山。 鉱山施設に無知な私はこれが何の設備だったか知らない。 大規模だった、ということはよく解る。 山の斜面に眠るコンクリ壁。 藪に埋もれ自然に還る。 沈殿槽? 鉱毒対策が行われているようだ。 採掘し尽し、またこの山が自然に還るまでどれくらいかかるのだろうか。 鉱山の最も高い場所に、慰霊碑と思われる小さな石碑があった。それとも山神を祀っているのか。 お供え物がまだ新しかったので、集落の人が来て刈ったのだろうか。 人の情に、関係ない私までも胸が熱くなる。 石碑の広場から最上町が一望できる。 この先に背坂峠へ続く小道が続いていたが、藪が酷くとても歩けるような道ではなかった。 追記:2006年6月に背坂峠へいってきました! さらば満沢鉱山。 満沢地区には何か私を惹きつける魅力がある。 |