!注意! |
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栗子山の近くを通る途切れた道が万世大路です | |
大平橋を出ると急激に廃道度があがる。 路上を覆い尽くす枯れ枝、藪、残雪。 枯れ枝のバリケードで前進もままならず、写真を撮る余裕もない。 この先何キロ続くのか不安に駆られる。 従って、この写真は大平橋〜杭甲橋の比較的穏やかな部分で 撮影している。 ちなみに11月探索時発見の謎の石組み、 dark-RX氏の指摘で解決した。 よく観察すると解るのだが、路面の下が暗渠になっており、 石組みは、暗渠へ雪解け水を流す謂わば流水路となっていたのだ。 現に、暗渠は大量の雪解け水を流していた。いまだ現役! |
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残雪があった方がまだマシである。 踏む場所さえ誤らなければ、サクサク雪上を進めるからだ。 ヨッキれん氏がチャリを放棄したのはここであろうか。 標高は800mを突破した。 |
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体ごと藪に突っ込み、力でバリケードを引きちぎり、 枯れ枝で顔面をひっぱたかれながら前進すると、 いきなり杭甲橋に出る。 dark-RXさまも自分も、「もう勘弁」という顔をしていた。 本当に「大平橋〜杭甲橋」区間は酷かった。 |
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酷かった区間を振り返る。 11月初旬はここまで酷くなかった記憶があるのだが・・・。 |
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滑谷沢に架かる杭甲橋と、1007mの無名の山と、dark-RXさまの右腕。 休憩もそこそこに先へ進んだ。 なぜなら、急激に風が強くなり体感温度が下がったからである。 栗子山塊は近い。 |
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なんと!小杭甲橋の代わりに架けられた暗渠が姿を現した。 これには興奮を隠せなかった。 (左の写真クリックで大きい写真見れます。位置関係はこちら。) 小杭甲橋は栗子隧道の手前に架けられた橋だったが、 雪害で度々破壊され、この暗渠に取って代られたという。 この暗渠も現役で稼動しており、雪解け水を勢い良く吐き出していた。 朽ちっぷりも見事である。 |
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その暗渠の上から今まで歩いてきた谷を撮影。 あのV字の彼方から歩いてきたのか・・・。 遙かなる栗子隧道まであと少し。 踏み出す足にも活気が漲る。 |
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「おおーーーきたーーーー」 「うおお!きたーーーー」 ヲトコ達の雄叫びが山中にこだました。 |