万世大路 再びその4 2004.05

!注意!
この旧道は大変困難な道程であり、なおかつ山深さも尋常ではありません。入山には十分注意してください。
当然携帯電話の電波は届きませんし、怪我をしたり獣に襲われても誰も助けに来ません。
ちなみに奥羽山脈の向こう側、米沢側は携帯電話が通じます。(ドコモ・ボーダフォン確認済)
栗子山の近くを通る途切れた道が万世大路ですmapion
この手前で桜の大木が倒れており、車両通行不能。
バイクも不可。自転車で何とか通れるくらいだった。
dark-RXさまも自分も難儀してここを通過。

倒れながらも花をつける桜にちょっと心打たれた。

一旦谷底へ下ると烏川橋が現れる。
何時見てもボロボロ。
ちなみに、万世大路福島側は二度谷へ下る。
烏川橋と、大平集落跡の二回である。疲労度倍。

川は雪解け水を集めて清らかに勢いよく流れていた。

それにしても5月初旬は良い。残雪を除けば・・・
ヨッキれんさまやfukuさまのアドバイスは本当だった。
木が枯れ視界良好、藪が薄く遺構を発見しやすい、虫が少ない。
烏川橋ではスズメ蜂の報告が多いが、さすがにこの時期にはいなかった。

視界が利いて気付いたのだが、写真手前左側に
怪しい平地が川沿いに続いていた。
また烏川橋を渡ると、左に林道(だったと思われる獣道)を分ける。
昨年10月の時点では、林業関係者が徒歩で入っていた。

昭和の初め、板谷から烏川橋付近まで工事軌道が伸びていたので、
どちらかがその残骸なのかもしれぬ。
探索したいのはやまやまだが、遭難死は間違いない。
ミステリアスゾーン。→04年11月行って来ました!!

よーく写真を見ると、正面にこれから登らなくてはならない
九十九が見えている。

一つ目の峠へ向けて登り始める。
雨水で随分道が削り取られている。

ここで、再び飛行機が頭上を通過した。
一回目はスキー場跡を登っているときに見た。

最初の九十九の谷側では、道自体が失われるような大規模な崩落が
起こっていたが、林業関係者が新たに山側を伐採し道を作ったようである。

登りが続きかなり疲れてきた。
とにかく、マディーな路面と残雪のコンビがつらい。

峠へ到着。小休止。
二人して生理的欲求を満たす。まぁ、トイレなんですけど(^-^;;

あとは大平集落跡までずっと下りなので自転車を乗り捨てる。
というか一面に残雪が残り、
とても自転車を持ち込めるようには見えなかった。

うーん、いい眺め。
最後の通行不能区間は近い!


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