万世大路米沢側 その1 |
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埼玉の自宅に帰宅したあとも、私の夢に出てきた万世大路米沢側。さあ、悪夢の始まりだ。 |
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12:21 ここまで辿り着くまで眠かった。不眠ですから(-_-;) 瀧岩上橋に到着。意外と距離があり、もう足が痛い。 |
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12:27 にょ〜。いきなり廃道かよ。 0.7車線です。四駆も入った形跡がありません。 かすかに二輪が入った痕跡が認められるのみ。 このあと、道はひたすら九十九折を繰り返す。 |
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12:29 あぐぁー 地面ドロドロ、草ボーボー。 友人は「貴様ぁー、俺をだましおったな〜。」と雄叫びをあげる。 二人で爆笑。 まだ余裕があった。 |
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12:32 「なんか藪酷くなってきてないか?」 「・・・うん。」 「足痛いね。」 「俺は膝が痛い。」 |
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12:35 どこまで続くともしれない激藪となる。うんざり。 発起人の私が責任を取って、藪をどんどん漕いでいく。 靴の中、服には種子が大量に付着。もうヤケクソだ。 友人はそのあとをついてくる。 二人とも無言。 嗚呼、私が悪かった。友よ許しておくれ。 |
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12:44 九十九折のカーブで道を見失った。 藪を漕いでいて、気づくと明らかに道ではない沢沿いへと進入していた。 藪が道で、藪が無いところが沢だった。 疲労度MAX。 |
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12:58 急に道らしくなる。日陰は藪にならない。 しかし、獣の糞や吐瀉物があったりして、恐ろしくなる。 葉がみな左の方を向いている。 |
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13:09 九十九折を繰り返し、一気に標高を稼いでいる。 友人は獣の吐瀉物を見て「鮭フレーク」だと言った。 この友人を連れてきて本当に良かった。(^-^;; ともすれば重い空気になりそうな山奥で、明るくいられる。 |
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13:23 ついに道が見当たらなくなる。もう適当に藪を掻き分けて進んでいる。 すると右側に明らかに人工物が。 |
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ぐわあぁぁぁぁあああ無理ーー いや、もうずっと前から無理だと思っていたけど。 人間の首のあたりまでの高い藪となる。 なんだよここ。道わかんねー!草刈機購入するしかないだろー つーか、本当にここであってるのか? 友人が一言。「ちょっと標高上げすぎてない?おかしいよ。」 ま、迷ったか? |
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黙々と視界ゼロの藪を漕いでいたら、 なんと藪の中からコンクリの法面が現れた。 友人も私もびっくり。ここであってたんだ! しかし、このあとすぐ悲惨な光景が・・・。 |
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ハイ?ココハドコデスカ? うっ・・・どうしよう。栗子隧道まであとちょっとなのに |
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ふりかえれば自分達が作った獣道。藪は背丈より高い。 とりあえず友人を藪の中に待たせて、 しゃがみながら単身ツタの絡まる潅木帯に入ってみた。 何も見えねー。つーか自分がどこにいるかわからねー。川の音うるせー。 もうだめーーー限界〜〜助けてー ┏━━━ コマンド ━━━┓ |
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福島側に続いて、米沢側も敗退。 バカ二人、完敗す。 |
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帰途、人工物を発見。来たときにはまったく気づかなかった。 愚痴りながら二人は下る。 でも、何か充実感がある。不思議だ。 友人とも話が弾む。 |
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廃道入口付近にある不思議な物体。 水が溢れ出していた。 |
気がついたら、二人は握手していた。そして一本締め。 そして自分(達)撮りをした。恥ずかしすぎて公開できないが。 |
国道13号合流地点から少し入ると、この様な渓流がある。 |
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ああ、生きて帰ってきたんだな。 この開放感。なんだろう。 |
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万世大路探索、核心部に触れられないまま完全敗北。 しかし、幾多の先人がここを踏破してきた。私もいつか、先人に一歩でも近づけたら、と思う。 時期を待ち、用意を整え雌伏すべし!! ところで、昭●社の県別マップル福島県、万世大路がふつーに通れるように書かれています。流石に栗子隧道は抹殺されてますが。 福島側などは東栗子トンネル脇からと、現国道13号からの分岐点、二箇所から行けるように書いてあります。これは、嘘です。 実際はトンネル脇からだけ、しかも四駆・二輪のみ進入できます。 トドメは、飯坂スキー場が書かれていることです。もうスキー場ではなく、ただの森です。 錆びた鉄塔とワイヤーがかつてスキー場であったことを知らせてくれるだけです。 いいのか昭●社?? <追記> 11月リベンジしてきました。レポはこちら |