10月、友人と国道13号旧道・万世大路に行ったが、藪に阻まれ栗子隧道に辿りつけなかった。これが悔しくて仕方がなかった。 情報を下さった方々(あいうえお順) 蛭田亨 氏 【明治について考えてみよう】>史跡探訪>万世大路を歩く fuku 氏 【山形の廃道】>その一 万世大路 ヨッキれん 氏 【山さ行がねが】>道路レポート>国道13号旧線栗子峠 万世大路 本当にありがとうございました。 |
|
栗子山の近くを通る、途切れた道路がそれです | |
土曜出勤から帰宅後、急いで支度をしてレンタカー(軽)を借りた。 21時に東北道に乗ることができ、かっとばして福島県入り。 福島に入ってから、藪の状態を探ろうと周囲の景色に注意していたが、 漆黒の闇で何も見えず。 写真は国道13号高平トンネル。 |
|
AM1:00には東栗子トンネル福島側に着いた。 コンビニで酒を購入しており、車のなかでチビチビ飲み遅い夕食を摂った。 酔いで寝苦しさを誤魔化す車中泊となったが、寒くてなかなか眠れない。 外を散歩してみると、星空が凄い。 天の川を肉眼で見たのはこれが始めてだった。 酔いがかなり回り始め、知らぬ間に眠りに落ちていた・・・ |
|
・・・ん?空が明るい・・・・。 時計を見るとAM6:00。うわー寝坊した! お、おおお。山の木が枯れている!もしかしたら今回は行けるかもしれない! 急いで作業ズボンに着替え、頭にタオルを巻き、鉈と鈴・ラジオをセットした。 折りたたみ自転車をセッティングし、パンをくわえて写真右手の林道に突入。 |
|
自転車が・・・漕げない・・・。 急勾配でいきなり押しになってしまう。 いきなりの体力消耗。 |
|
紅葉がきれいだ。 まだまだ標高が低く、木は枯れるに至っていない。 |
|
スキー場跡。 |
|
国道13号旧道、万世大路と合流すると、すぐに現れる石組み。 昭和に入って改修を受けたのだろうか。状態はかなり良い。 |
|
木が枯れ始め、視界がある程度利く。 右の写真と比べてほしい。 |
10月初旬の写真。葉が生い茂り視界は全く利かない。 |
国道13号を眼下に。 標高を一気にあげているのがわかる。 ここまですべて押し。もう疲れた。 ここから乗ったり押したり。 |
|
しばらく走行するとニツ小屋隧道に着く。 忘れられたかの如くひっそりと残っている。 内部は崩壊が進む。 |
隧道右手には石碑がある。 明治天皇がここで休息を取ったことを記念して立てられた。 「万世大路」という名前は、明治天皇がこの道に与えた名である。 この道は福島県令三島通庸の命令の下、強制労働の中作られた。 経緯については、蛭田亨さま【明治について考えてみよう】に詳しい。 |