万世大路福島側 2003.11

10月、友人と国道13号旧道・万世大路に行ったが、藪に阻まれ栗子隧道に辿りつけなかった。これが悔しくて仕方がなかった。

故に踏破経験のある先人達の意見を伺い、装備を万全にして単独で万世大路に再挑戦した。

期待を裏切らぬ素晴らしい廃道であった、と言いたいところであるが、道中は辛く苦しく何度何度も引き返そうと思った。

しかし、隧道に辿り着いたとき、全ての艱難は報われたのだ。

そんな馬鹿な男の踏破記録である。

情報を下さった方々(あいうえお順)

蛭田亨 氏 【明治について考えてみよう】>史跡探訪>万世大路を歩く
fuku 氏 【山形の廃道】>その一 万世大路
ヨッキれん 氏 【山さ行がねが】>道路レポート>国道13号旧線栗子峠 万世大路

本当にありがとうございました。
栗子山の近くを通る、途切れた道路がそれですmapion
土曜出勤から帰宅後、急いで支度をしてレンタカー(軽)を借りた。

21時に東北道に乗ることができ、かっとばして福島県入り。


福島に入ってから、藪の状態を探ろうと周囲の景色に注意していたが、

漆黒の闇で何も見えず。

写真は国道13号高平トンネル。

AM1:00には東栗子トンネル福島側に着いた。

コンビニで酒を購入しており、車のなかでチビチビ飲み遅い夕食を摂った。

酔いで寝苦しさを誤魔化す車中泊となったが、寒くてなかなか眠れない。

外を散歩してみると、星空が凄い。

天の川を肉眼で見たのはこれが始めてだった。


酔いがかなり回り始め、知らぬ間に眠りに落ちていた・・・

・・・ん?空が明るい・・・・。

時計を見るとAM6:00。うわー寝坊した!


お、おおお。山の木が枯れている!もしかしたら今回は行けるかもしれない!

急いで作業ズボンに着替え、頭にタオルを巻き、鉈と鈴・ラジオをセットした。

折りたたみ自転車をセッティングし、パンをくわえて写真右手の林道に突入。

自転車が・・・漕げない・・・。

急勾配でいきなり押しになってしまう。

いきなりの体力消耗。

紅葉がきれいだ。

まだまだ標高が低く、木は枯れるに至っていない。

スキー場跡。

国道13号旧道、万世大路と合流すると、すぐに現れる石組み。

昭和に入って改修を受けたのだろうか。状態はかなり良い。

木が枯れ始め、視界がある程度利く。
右の写真と比べてほしい。

10月初旬の写真。葉が生い茂り視界は全く利かない。


国道13号を眼下に。

標高を一気にあげているのがわかる。

ここまですべて押し。もう疲れた。

ここから乗ったり押したり。

しばらく走行するとニツ小屋隧道に着く。
忘れられたかの如くひっそりと残っている。

内部は崩壊が進む。



隧道右手には石碑がある。
明治天皇がここで休息を取ったことを記念して立てられた。
「万世大路」という名前は、明治天皇がこの道に与えた名である。

この道は福島県令三島通庸の命令の下、強制労働の中作られた。
経緯については、蛭田亨さま【明治について考えてみよう】に詳しい。


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