西沢森林軌道跡 2005.10.01

 まるだし氏の提案で奥秩父・山梨遠征に行くことに。
今回はレールや枕木が残っている入川・西沢森林軌道跡を調査した。
初めて林鉄の面白さを知った。

■注意■
通行不能区間は遭難・滑落等非常に危険な場所です。常に土砂災害の危険がある場所です。
入山には十分注意してください。滑落すれば死は免れられません。
怪我をしたり獣に襲われても誰も助けに来ません。携帯電話も通じません。


通行不能看板をすり抜け、危険区域へ入った二人。
いきなりのアツい光景に興奮も高まる。



うはー
右側が50m程の深い谷、左側は垂直な崖。
なんちゅースリリングな軌道なんだ!!



土砂崩れで流されるも、辛うじて谷へ落ちなかった軌道。
レールが岩を支えている。
この先、一気に危険度が増す。
掛かっていた木橋が全て落ちているからだ。



もう、危険なこと以外何がなんだかわからない。
高巻き・へつりを繰り返す。



おおお!
木橋がかろうじて残っている。



橋は腐りながらもまだ耐えている。
今年の積雪に耐えられるだろうか・・・



危険箇所が続く。
なんちゅー場所に鉄道を通したのか・・・。
沢まで滑落すれば体はバラバラになっていること間違いない。



ここは最も危険な箇所の一つだった。写真では伝わりにくいが。
左は垂直な崖の為高巻きはできず、右は急激に落ち込む谷。
前はすっぽり地面がなくなっている。
あるのは腐った木橋の残骸。
木が折れたり滑って落ちれば、体が魚の餌になるのは目にみえている。
正直、怖かった。
へっぴり腰になりレールに掴まりながら、速やかに渡る。
硬いはずの木が、軟らかかった。



完全に木橋がなくなっている。
腐った支柱が無残な姿をさらしている。



このような場所が連続する。



高巻き中に撮影。
木橋がなくなっても踏ん張っているレール。
信じられない。



さらに進んで、振り返って撮影。
この真下の沢が1403m、ここが1450m付近
革めて、凄い場所に軌道を通したものだ。
森林軌道を命がけで造った漢達に頭が下がる思いだ。



そして目的の第一隧道が現れる。
興奮も最高潮!


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