栗子隧道山形側 氷柱見学 2009.3.15



■注意■
積雪・厳冬期の登山であり、当サイトは行くことを推奨しません。
天候の急変が多く、雪崩に巻き込まれたり、滑落・遭難すれば凍死は免れられません。
また野生動物が出没し、獣に襲われても誰も助けに来ません。
行動は自己責任で。


おおおお!!凄い!
こんな景色初めて見た。氷筍だらけだ!
ちょっと怖い気もする。



吹き溜まった雪のお陰で、風が内部に入ってこなかったからこんなに発生したのか?
根元が妙に細っている氷筍がほとんど。こりゃ中に入らない方がいいな・・・入ったら半分くらい折ってしまうな。
すでに自壊している氷筍もちらほら。



開通当時から、氷筍ができていたのだろうか。
景色の不思議さに惹かれ、寒さを忘れどれくらい居たのか。
栗子山隧道の氷筍は思わぬ収穫となった。



氷筍が成長する瞬間。
岩盤から水が滴り、氷筍の頭頂部の池に落ちて溜まり、外側から徐々に凍る。
神秘。



雪壁の高さから見て、初めて気が付いた穴。
鏨の跡も生々しいが、この穴は何に使ったのだろう。通信線の支柱でも挿していたのだろうか。



次は本命の栗子隧道。
美しい雪化粧。



隧道前の景色を撮影するdark-RXさん。



氷筍になりかけているのか。
火山みたいだ。




栗子隧道は氷柱のスケールが違う・・・。こりゃ凄い。
天井に大穴が開いたのも当たり前だ。




考えることが出来ずに、ひたすら写真を撮っていた気がする。
足元は凍り付いていて危険だった。



天井を見上げると穴。



その奥にも小さな氷筍群。
閉塞点が見えている。この閉塞点は何度見てもどきっとする。



閉塞点到達。
肺を刺すような寒さだった。
再貫通については再度のコメントを省く。(参照【福島側】



なんとMRさんの到達記念プレートがあった。
昨年末にMRさんにお会いした時、このことを伝えたら喜んでおられた。



さて、戻ろう。



氷柱を再撮影したりモタモタしている自分に愛想を尽かしたdark-RXさん。
スイマセン。



またもやdark-RXさんにコーヒーをいただいた。
めちゃくちゃうまい。
前夜に買ったオニギリを食う。冷たい・・・

ここでは時間がゆっくり流れる。
dark-RXさんとここに来るのは何回目になるかな、初めて到達したときの自分は青臭かったな・・、様々な思いがよぎる。



午後になると雪が緩むので早めに下山することに。

下山中びっくりしたが、午前中とまるで景色が変わっていた。
ボブスレーのコースマーブルのサーキットもすべて融けて無くなっていた。
そのかわり美味しそうなモノを何度も見かけた。

dark-RXさんによると雪俵という名前らしい。
ロールケーキみたいで旨そう・・・
雪俵は春を告げる使者らしい。


15:20
瀧岩上橋に到着。下山完了。
砕石作業道上から雪が無くなっている。


隧道の氷筍氷柱や、雪山のダイナミックな変化も見ることができたし、なにより無事に下山できた。
今回の栗子隧道行きも楽しい探索であった。
dark-RXさん、また栗子行きましょう。


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