二ツ小屋隧道氷柱見学 2009.2.7



■注意■
積雪・厳冬期の登山であり、当サイトは行くことを推奨しません。かつて死人が出たこともあります。
天候の急変が多く、雪崩に巻き込まれたり、斜面の滑落、遭難すれば凍死は免れられません。
また野生動物が出没し、獣に襲われても誰も助けに来ません。
行動は自己責任で。


いつだったか、山口屋さんのBLOGで二ツ小屋隧道の氷柱が紹介されていた。
非現実世界の様で見とれていた。
気が付くとdarkさんを誘い、装備を揃えていた。
しかし平野育ちの管理人は厳寒の二ツ小屋をなめていた。考えが甘かったと思い知ることになる・・・



余裕をもって前日に福島入り。ビジネスホテルにて撮影。
早めに寝る。



翌日8:00東栗子トンネル前にて待ち合わせ。
天気は良いようだ。急に崩れないことを祈る。



山口屋さんのBlogで話題になっていたマーキング。
どうやら補修予定箇所のようだ。



装備も完了し、いざ出発。



旧スキー場作業道ルートを無視し、ほぼ直登する。
darkさんと相談し、とりあえずリフトの支柱沿いに登ることにする。
斜度がきつく汗だくになる。



晴れているが、気温は氷点下で顔は強張り耳たぶは感覚がない。



斜面を登るdarkさん。
お互い慣れないスノーシューに苦戦する。



斜面を登りきるとリフトの駅?巻上機?がある。



迫力がある。
稼動していたのはいつ頃までなのか・・・



頭上を飛行機が通過。
ほぼ無音の世界。誰もいない。
たまに見かけるのは鹿や兎の足跡だけ。



汗だくになったので大休止。
うっかり座り込むと、尻だけ沈んで脱出できなくなる。



どうやら万世大路と合流したようだ。
積雪が多すぎ、正直どこが道かよくわからない。




いつもの撮影ポイントに到着。
雪景色も美しい。



再び九十九折を強引にショートカット。
ここの斜度は酷かった。何度もずり落ちた。



なんと、隧道の左側に出てしまった。
この時期に二ツ小屋隧道が埋もれていない。雪が年々減っているのだろう。



隧道前から万世大路を振り返る。
足跡ひとつ無い美しい雪景色。



隧道を正面から。
この直後に悲劇が^-^;
万世大路上へ下りようとし、一歩踏み出した時・・・



雪洞があり、片足で踏み抜いてしまった。
焦ってもう一方の足で踏ん張ったら、再度踏み抜いた挙句体ごと雪洞にはまった。
ももでリフティングしたような体制のまま動けない。
当然両足は地面から浮いた状態で、身動きが取れない。カメラも雪に没した。
動けば動くほど体が沈んでいく。足はバタつくばかり。
真っ青になりdarkさんに助けを求める。
darkさんが何事かと駆けつけ、引き上げてもらう。
服はびしょ濡れ、カメラは雪まみれ、氷点下の気温が一気に襲い掛かってきた。
単独行だったら確実に死んでいた・・・



隧道前まで下り、びしょびしょになった服を拭き、スノーシューを外す。



隧道入り口は凍りついていた。



最後に振り返って撮影。右手から下りてきた。
やはり今年は雪が少ない・・・



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