二ツ小屋隧道氷柱見学 2009.2.7



■注意■
積雪・厳冬期の登山であり、当サイトは行くことを推奨しません。かつて死人が出たこともあります。
天候の急変が多く、雪崩に巻き込まれたり、斜面の滑落、遭難すれば凍死は免れられません。
また野生動物が出没し、獣に襲われても誰も助けに来ません。
行動は自己責任で。



いざ隧道内部へ。
氷柱が思ったほど巨大に成長していない・・・



振り返って撮影。
年々雪が減っていくのか・・・



福島側の壁面からの湧水は凍りついていた。



・・・・・・言葉がでない光景。




たまに「カシャーン」と音がして、尖った氷柱が落ちてくる。
危険。




中央付近の氷柱はあまり成長していなかった。
それでも、この異様な光景。




隧道を抜ける風で曲がりながら固まっていったのだろう。



氷柱へ寄るとその巨大さがよくわかる。
ちなみに路面は完全に氷に覆われており滑る。


不思議な紋様。



しばし見とれる。



半崩落地点には氷筍ができていた。
米沢側から雪が吹き込んでいる。





沢が流れ込んで穴があいている場所は凄まじいことになっていた。
これは・・・どうしようもない・・・



クレイジーな凍結を撮影するdarkさん。

このとき、自分の体に異変がおきた。
寒いなんてものじゃなく、震えが止まらなくなった。先ほど雪洞に落ちた際に濡れたのが原因のようだ。
こりゃ誇張なしに死ぬな、と思いdarkさんに正直に打ち明け陽のあたる場所へ速やかに移動することに。



米沢側は少し雪が多い。



足跡一つ無い。



ほぼ坑口は埋まって見える。
ここで陽にあたっていたら、体温も正常に戻った。むしろ暑いくらいになった。
管理人は氷点下の雪山のことを何も知らなすぎる・・・



冬の栗子もまた美しい。



しばらく下っていくと烏川橋に着く。
こちらも凄いことになっている。
前から欄干がなんで骨だけなったのかよくわからなかったが、冬に来てなぜ骨だけになったのか納得できた。



橋上へ到着。怖くて端へは寄れない。



烏川の流れは埋もれていなかった。
工事軌道方面を望む。




darkさんが橋上で珈琲をごちそうしてくれることに。
ありがたや。
用意にとりかかる。




影が柔らかく美しい。
見とれる。

熱い珈琲を何杯かいただき、天候の変わらぬうちに下山しようと意見がまとまる。
確かにじっとしていると寒さが身に凍みる。



むりやり斜面を下るdarkさん。



下山後、高湯温泉まで行き温泉へつかる。顔を撫ぜるとヒリヒリする。雪焼けしたようだ。
夕飯は山口屋さんへ行き、隧道の状況を伝える。やはり今年は雪が少なく、気温も高めらしい。
darkさんと夜の福島駅前へ繰り出し、sunnypandaさんをお誘いして飲み屋へ。
こうして楽しい夜は更けていった。


今回の雪山行では、自分の装備のまずさに気づかされ、
また何度も危機を救ってくれたdarkさんには感謝してもしきれない探索となった。
また機会があれば装備を揃えて行ってみたい。


HOME