二ツ小屋四等三角点 探索 2008.11.1



■注意■
二ツ小屋隧道から二ツ小屋四等三角点まで獣道すらありません。急傾斜の藪です。
入山には十分注意してください。滑落すれば死は免れられません。
また熊・猿など野生動物が出没します。獣に襲われても誰も助けに来ません。
GPS等の装備を充実させましょう。行動は自己責任で。



四等三角点を発見したものの、周囲はこの潅木帯。何も見えない。
が、枝に何かくくりつけてあった。原型を留めていなかったが、四等三角点の目印でもつけたのだろうか。




おおお!
あった!!!



四 等
 三
 角
 点




地理*」と刻まれている。
*は「院」だろうか。



007
495

と彫られている。

この三角点の番号は「標石第007 495号」。







山中に三角点を設置した男たちに想いを馳せていると、次なる野望が芽生えてくる。
次は栗子山一等三角点が見たい・・・



帰り道は消失した小道を辿り、二ツ小屋隧道福島側へ下ることにした。
が、これが大変だった。
道跡すら無くなっており、強引に急斜面を下るはめに。
GPSがなければ遭難していただろう。



急斜面にうんざり。
滑落する上、視界ゼロ。
雪で曲がった木に腰掛けるdark氏。絵になる男。



ものすごい斜面。二ツ小屋隧道脇までずっとこんな感じで下る。
途中、dark氏がGPSを落とす。すぐに見つかり事なきを得る。



GPSを頼りに二ツ小屋隧道脇まで下りてきた。大変な道程だった為あまり記憶がない。

写真右下の石組み、何だろう?
どうやら昭和八年の改修工事時の飯場の跡の模様。
ちなみに右上奥が二ツ小屋隧道福島側。


石組みの上の飯場と思われる平地。
針葉樹だけが何となく人の温もりを感じさせた。


ようやく、前回の宿題を片付けることができた。
福島市内に戻りdark氏と祝杯をあげる。
翌日に大滝探索が控えていたので、有形文化財として有名な竹屋旅館に宿泊する。
突然の素泊まり予約でも嫌な顔ひとつ見せず応対してくださり、助かった。


大滝探索へ