大滝探索 2008.11.2



■注意■
大滝宿から大滝まで山装備と沢装備は必須。途中稜線越えが一箇所ありGPSも必須。
入山はお勧めできません。滑落・遭難すれば死は免れられません。
また熊・猿など野生動物が出没します。獣に襲われても誰も助けに来ません。
装備を充実させましょう。行動は自己責任で。

2008年10月初旬、御大山口屋さんから合同探索のお誘いがあった。
廃村になった大滝宿の山中に「幻の大滝」があるから探索してみないか、ということだった。
これには待ってましたとばかりに飛びついた。
前日に四等三角点探索が入っていたが、darkさんに確認したところ乗り気で二日連続で栗子界隈を歩くこととなった。

かつて大滝宿に住んでいたわが大滝の記録の紺野さんからの情報提供によると、
大滝宿の名前の由来である「大滝」が不動沢の「不動滝」の上流にあるのだが誰も見たことがないこと、
大正の初め頃までは炭焼きや山菜採りに「大滝」付近まで入っていたこと、
ぜひ「大滝」の実在を確認してほしい、とのことだった。
遠く故郷を離れ防人の地に住む紺野さんの願いに応えたいという山口屋さんの男気に動かされ、五人の男が集まった。



大滝川・不動沢の合流点で撮影。
今回の頼もしいメンバー。左からF班長、山口屋御大dark-RXさん、ちっとも頼もしくない管理人、sunnypandaさん

ちなみに大滝宿から大滝川・不動沢の合流点までは四輪駆動で車高のある車なら楽々入れる。
darkさんと自分の車は入れなかったので、歩いた。それなりに距離がある。
合流点は広場になっており、倒壊しかかった建物もある。

蛇足だが元大滝住人の紺野さんによると、大滝住民はここから大滝川に沿って上り稜線を越えて赤岩駅まで歩いていたという。
凄まじい健脚だ。



早速、林道は沢を渡る。
darkさんはワラジを装備。渋い。



沢を渡ったあとも、しばらく林道を歩く。
天気にも恵まれ、気持ちの良い探索になりそうだ。



再び沢渡り。



途中、登っていく荒れ果てた林道との分岐があるが、登っていく林道は間違い。
沢に沿って進んでいくと決定的な崩落があり、林道は完全に寸断されている。
崩落面に獣道がついており、沢へ下る。



林道だったかどうかも判らなくなっている。



木に飲み込まれる看板。
設置は前橋営林局。



どこまで林道だったか不明。
良い雰囲気だ



突如現れた石組みの基礎。何か建物があったのか。
炭焼き小屋か木材集積地か何かだったのだろうか。




不動滝へ到着。
ここまでもかなりハードだった。
先が思いやられる・・・



豪快な流れだ。
石像のところにかつて大滝不動尊があったようだ。
明治の頃には、滝に打たれたり籠って祈祷していた人もいたらしい。
その頃の残骸か、滝壺に屋根と思われるものが沈んでいた。



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