明神峠 2007.5.12 |
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今回のレポを書き始める前に、まず明神峠を巡る歴史を辿ってみた。 万世大路が開削される以前より、上杉米沢藩の秘線として「中野〜二ツ小屋〜明神峠〜赤浜」のルートがあったという。今回もいつもの如くdark-RX氏との探索となった。 dark-RX氏も当然この歴史を知っており、歴史を楽しみながらの探索となった。 ・・・・・・のだが、実は明神峠へのアタックは2006年5月に行われ、一度失敗に終わっている。 まず初めにその失敗した2006年の探索から簡単にレポしたい。 2006年5月13日、栗子隧道米沢側探索を終えた二人は西栗子トンネル脇に車を停め、 トンネル脇から続く獣道へ踏み入った。(場所はこちら) 写真は西栗子トンネルを裏から見た様子。 明神峠を越えているNTT電話線?の巡視路として稀に人が入ることがあるようで、 獣道ができている。当然、気楽に入れば遭難すること請け合いである。 とにかく笹がやたら絡み付いてうっとおしかったことを覚えている。 稜線上にある反射板が見えてきた。 あそこまでどうやって標高差を詰めるのか、この時ぞっとした。 行く手に人工物が見えた。 こんな山中に人工物、ありえん。 タラの木の棘と笹薮にやられながら辿りつくと、なんと社有林の標識だった。 無断で山歩きして申し訳ない。 少し歩くと広大な残雪地帯に。 左は笹と灌木、右は急勾配の残雪。 逃げ場はない。 灌木の中に赤いリボンがあるのにdark-RX氏が気づいた。 明神沢の源流を渡り、灌木地帯へ入ると、もう駄目。歩けない・・・。 写真ではそうでもないように見えるが、無理。 これ以上深追いすると遭難すると二人で判断し、無念の撤退。 ゴールは見えているのに・・・ その後、山口屋さんに行きご飯を食べながらdark-RX氏と来年のリベンジを誓ったことは言うまでもない。 今度はスキー場側から登ろうと話が纏まった。 次回、ようやく2007年5月のレポ始まります。 |