栗子峠越え再び 2006.10.28



■注意■
栗子隧道の上の稜線を越えるといっても、登山道はありません。常に遭難・滑落等の危険が付きまといます。
入山には十分注意してください。滑落すれば死は免れられません。
怪我をしたり獣に襲われても誰も助けに来ません。携帯電話は栗子隧道前と稜線付近で入ります。(NTTdocomo)


2005年11月単独で栗子峠を越えたが、今回はdark-RX氏と予定も合い久しぶりの合同探索となった。
今年は熊が頻出するとのことで、鈴を三個つけてにぎやかな道中となった。
山中ではネット上に現れない猛者達の新たな足跡があり、非常に助かった。どなたか判らないが御礼申し上げたい。



金曜の夜、仕事をむりやり早めに切り上げて愛車に乗り一路福島飯坂ICへ。
途中、那須高原SAでdarkさんにメールを入れ一休み。
深夜25時頃、中野第二トンネル付近到着。仕事疲れがどっと出てすぐに就寝。

翌朝、6:00。いつも通り東栗子トンネル前で集合。
装備を固めてから車に乗り込み、西栗子トンネルを抜けて米沢砕石へ。
この地に立つと感じる不思議な高揚感、不安感。匂い。
何度来ても同じだ。



7:19
米沢砕石内には誰もいなかった。どうやら営業時間前。
二・三日前に雨が降ったらしく、万世大路は沢と化していた。


7:31
延々と続く九十九折。
足元がぬたぬたでなければこの時期景色は最高の道なのだが。


7:48
切り通しに到着。
紅葉も美しい。


7:49
切り通しの先の景色。


7:51
栗子川を挟んだ向かいの谷はきれいに色づいている。


7:53
朝日が正面に。さわやかな景色だが、そろそろ足元が沼状態に。
標高が上がるとますます足元が悪くなる。
栗子隧道に迫る九十九折が始まる。


8:29
ついに来た。半年振りの対面。


8:31
この場に立つといつも畏敬の念がわいてくる。
このような場所に道を作った男達、執念で道を通した三島。
歴史に包まれる栗子隧道前。


8:31
栗子神社は写真中央やや左にあったようである。
今となっては原形すらない。
そして、この中央の谷こそ栗子川源流であり、栗子峠への道である。


8:33
その前に栗子隧道に・・・参りますか、darkさん(^-^;;


8:50
内部は相変わらずだった。
閉塞点で長時間露光撮影した写真をdarkさんからいただいた。
閉塞感、瓦礫の山、この隧道の今を余すことなく伝えている。


隧道から出ると、なんと人がいた。変な表現だが、人がいるのが異常で、いないのが正常なような気がする。
挨拶を交わし話をしていると、山形の方(以降H氏)で栗子山へ向かうとのこと。これが三回目で五年ぶりとのこと。
お互い好きですな、とH氏に突っ込まれ爆笑しつつ、隧道前で右と左に分かれた。

これだから山はやめられない。



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