!注意! |
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栗子山の近くを通る途切れた道が万世大路です |
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ついに現れた残雪。 しかも正午過ぎで雪は緩んでいる。疲労度三割増しの展開。 帰途の話になってしまうが、隧道探索を終えた頃4時過ぎだった。 当然雪はさらに緩んでおり、落とし穴に何回もはまってしまった。 腰まで穴にはまり、靴はびしょびしょ。 本当に申し訳ないのだが、写真が不足している。 ここまで散々苦労しながら登ってきたのだが、まったく写真を撮っていない。 |
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山形側を代表する大規模な遺構が現れる。(夏の写真) この石垣は本当に何度見ても素晴しい。 と、何とここで一人の老人が下ってきた。 山形側で人と会うのは初めてである。かなりびっくりした。 このご老人、隧道付近から直登し栗子山頂に至り下って来たという。 その健脚には驚かされた。 カモシカを見たそうである。 |
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あうー。残雪天国。 登れども登れども曲れども曲れども隧道は現れない。 精神的に辛くなってきた。 くそー、山肌は目の前じゃないか! dark-RXさまも自分も三島通庸を恨んだ。 明らかに位置合わせのような緩い九十九折。疲労しきった体に堪えた。 最後の九十九折付近に、隧道を掘った際に出た岩を捨てたような場所があった。自分は写真を撮り損ねているのでdark-RXさまのレポに期待! その他人工物もちらほら残っていたが、全て撮り逃した。 自分ヘタレすぎ・・・ |
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「ああ!」 歓声があがる。 どこか厳しさを漂わせる山形側。 ついに踏破した。 しかし、このいやらしい残雪は何だ。 歩ける場所だけに残っている。(11月の写真) |
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ヨッキれんさまの掲示板で話題に上った、 S53年の航空写真にも写っている隧道から左に伸びる道。 この時期ならはっきりと判る。 たしかに道の跡だ。 ただ、疲労困憊の為進入する気にはなれなかった。 すいません、本当に限界を超えていたんです・・・ |
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dark-RXさま、待ってー 一直線に隧道に向かって進むdark-RXさま。 追いつけず。 |
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今まで歩いてきたところを振り返る。 よくこんなところを歩いたものだ。 我ながら感心してしまった。 |
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痛みが激しい栗子隧道山形側坑門。 何もかもぼろぼろである。(11月の写真) |
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上でも触れたが、隧道から左に伸びる道。 確かに続いている。 あのご老人もここに入り直登したのだろうか。 |
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この光景、何も言葉が出ない。 万感胸に迫る。 |