万世大路 再びその3 2004.05

!注意!
この旧道は大変困難な道程であり、なおかつ山深さも尋常ではありません。入山には十分注意してください。
当然携帯電話の電波は届きませんし、怪我をしたり獣に襲われても誰も助けに来ません。
ちなみに奥羽山脈の向こう側、米沢側は携帯電話が通じます。(ドコモ・ボーダフォン確認済)
栗子山の近くを通る途切れた道が万世大路ですmapion
むうぅ。
相変わらず風が強く、ひんやりしている。
滝のような音もこだましている。
ライト無しでは進入したくない。

ピューっと水が噴き出している。
まるで小便小僧なのだが、隧道内では危険な前兆。

新しめの崩落。
あと何年持つか・・・
渓流釣りの人、山菜採りの人、登山者、林業関係者がいまだに
車で二ツ小屋隧道を走る。
この道は生きている。
閉塞してしまったらどうなってしまうのだろうか。

お、おいおい、前回こんなに崩落してなかったぞ。
大丈夫なのか?

この隧道、途中に岩盤の破砕帯があったらしく落盤が止まらず
工事は難渋したと伝えられる。
今、その破砕帯が崩れてきているのかどうか。よくわからない。

ああ、滝のような轟音はこれだったのか。
シャッタースピードが低くても写る天井からの異常出水。

隧道上の土砂が流失し、さらに隧道内と外界が貫通し
そこから雪解け水が勢いよく流れこんできている。
水しぶきが幻想的だ。
帰りにここを通ったとき、この穴から陽が差し込み
まるで天上界からの木漏れ日のようで、忘れがたい風景だった。

隧道内の水が流れ出し、路上は川となっている。
ここから先、桜の巨木が倒れ道を塞ぎ残雪もあるため
四輪は進入不可能であった。

さあ本番はこれからだ。
dark-RXさまも自分も気合が入る。


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