明神峠 2007.5.12 |
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万世大路が開削される以前より、上杉米沢藩の秘線として「中野〜二ツ小屋〜明神峠〜赤浜」のルートがあったという。 峠には航空写真の通り通信線が通っていた。 去年に無念の撤退をした地を見下ろすが、藪が酷くて何も見えず。 これでは山形側から来るのは至難の業だ。 福島側を見る。 後にこの通信線の下を歩くこととなる。 灌木ばかり生えている。 明神峠全景。 だだっ広い。 ここを米沢藩士や立岩一郎一行が通ったと思うと感慨深い。 当時は決死の覚悟で越えたものと思われる。 峠にはなぜか背の高い笹ばかり生えている。 しかもみな枯れかかっている。 謎だ。 今来た道を振り返る。 雲が近い。 素晴らしい景色だ。 山形側に雲がかかってきた。 風が激しく、笹の擦れる音だけが支配する峠。 古来より変わっていないはずだ。 dark-RX in 明神峠 稜線歩きが意外と楽で拍子抜けしたが、峠は昭和より変わらぬ姿を保っているようで感動した。 歴史のある峠は好きだ。 また、ごく稀に人が立ち入るようで、山菜が採られた跡があった。 こんなところまでご苦労様です。(自分達も^-^;;) あまりにも寒いのでしばらく立岩氏一行に思いをはせたところで、先ほどの通信線の下をくだっていくことに。 無事に鎌沢まで出られるのだろうか・・・ |