万世大路 2004.11.7

隣まちの廃墟キラー、まるだし氏と万世大路へ行ってきた。
私は、ブレーキが壊れたままの折りたたみ自転車を持っていったが、彼はママチャリを持ってきた。
正直ありえない装備なのだが(^-^;;、そんな私の思惑を吹き飛ばし彼はママチャリで万世大路を制覇した。
今回のレポ、痩身に熱い魂まるだし氏に捧ぐ。

福島側を制した二人は、続いて山形側へと挑んだ。

今回は休日だというのに米沢砕石(株)が稼動しており、通行許可が貰えた。

二人は疲労困憊しており、毎度のことながら写真は少ない。



登りはじめてすぐ、荒れる。
今年は登山者が少ないのか。
それとも今年は草の成長に適した気候だったのか。



くたびれた保安林標識。
いずれ大峠ののっぺら標識と化すだろう。



谷を跨ぐ小さな橋。(画面左中央)
2004年10月、私はここで道をロストしている。
藪が枯れていれば、何でもないような場所だが・・・。



道はさらに荒れる。
枯藪に行く手を阻まれる。



美しい石垣。
栗子隧道まであと半分くらいか。



崩れたのか、隧道を掘削中に出た岩石を捨てたのか。
あとは九十九折を一つずつ登れば到着する。

それにしてもまるだし氏はタフだった。
私が疲労で無言になっても、彼は笑いや話題を絶やさなかった。
正直、助かった。



もはや、この写真は何を写しているのか不明。



ついに到着。栗子隧道米沢側。
坑門の痛みが激しい。

この光景を見ると、様々な感情が湧いては消える。
たとえ道中が厳しいとしても。



隧道前の広場から見える栗子山塊。左に消える稜線は栗子山であろう。
この時だけ、晴れ間が覗いた。



栗子山隧道と栗子神社があったと思われるガレ場。
写真中央に栗子神社があったと思われるが、跡形もない。

私は万世大路で不思議な体験を二度している。
心霊や怪異を語る気はないが、様々な人の想いが詰った道に違いない。




侵入する者を拒むような入り口付近の崩落。



天井にはぽっかり穴が開いている。
木組みの支保工が見えている。



崩落した岩石の上から撮影。
外界が眩しい。



少し歩くと、閉塞点が見えてくる。
左から右から、前から、崩れている。



崩落してきたと思われる巨大岩石(クリックで拡大)。こんなものに直撃されたら命は無い。
いや。ここにある岩石、みな危険な大きさだ。

謎の積み石。
中央のものは以前からあったもの。
右にある二段の積み石は、5月踏破時dark-RXさまと積んだものだ。
まだ残っているだろうか。


・・・・次回へ続く。


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