松ノ木峠 その2 2004.1


正真正銘、松ノ木峠である。

鎌倉時代から人々が往来した峠にやっと立つことができた。


これが見たかった峠の馬頭観音。

ひとつだけ丸みを帯びた石仏があるが、

なんと江戸時代の元禄十一年(1698年)の作品であるようだ。

歴史を少し追ってみると、
1698年は、五代将軍徳川綱吉の頃で江戸大火があった年。
前後には、1687年「生類憐みの令」の発布、1700年水戸光圀逝去、
1701年浅野長矩が殿中で吉良上野介を斬り損ね切腹。
翌年赤穂浪士事件が起こる。
海外では、1687年ニュートン万有引力の法則発表、
1688年イギリス名誉革命などがある。


幾つの四季を見守ってきたのか、どれだけ人間の営みを見守ってきたのか、

問いかけたくなる。


右の石碑。安政五年とある。

西暦1858年にあたり、日米修好通商条約が調印された年である。


左の石碑。

「武州多摩郡上成木村大沢入」と書かれている。

来た甲斐があった。

倒れていた杯を起こしてあげ、無事到達できたお礼を言い下山開始。

こちら側もしっかりとした道である。

途中に切り通しがあった。

等高線に逆らわない道である。

大木が倒れている。

死に方が生々しく、立ち止まって色々と考えてしまった。

ぐわ。

恐れていた積雪。

雪に縁の無い生活をしている人間にとって、未知の領域である。

滑りまくりコケまくり・・・

雪上には動物の足跡が多い。真新しい熊の足跡らしきものもある。

青梅には熊がいるという情報を知っていたので恐ろしくなった。

だいぶ下ってきた。

それにしてもしっかりとした道だ。

民家が見えてくると、古道は沢と並走する。

そこでこんなモノを発見。

しょぼい橋だなー

松ノ木峠踏破!

道を誤らなければ、難しい道ではなかった。

松ノ木トンネル。

雪化粧が美しい。


この後、車を飛ばして小沢トンネルの上にある古道へ向かった。

時間が押しているにもかかわらず・・・


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