吹上隧道 2004.1

吹上隧道(昭和28年完成)は、旧道に残る長さ245.1m・高さ4.2mの隧道である。(山形の廃道fuku様のデータより)

モータリゼーションの煽りをくらい、高さ2mほどで幅が狭く車が通れたかどうかもわからない旧吹上隧道(明治37年完成)の代わりに

作られたのだろう。しかし、インチキ二車線と呼ばれるものに近く、大型車同士のすれ違いは減速が必要であったと思われる。

平成に入って新吹上トンネルにとって代わられたが、この隧道はまだ生きている。

隧道内は常時電灯が灯り、夜間は旧道沿いのライトが灯る。

林業関係者などが今でも利用しているようだ。(頑強な車止めがあり、関係者以外四輪は入れない)

ここも落書き・ゴミが酷い。これまで交通や物流に貢献してきた隧道も静かに休みたいだろうに・・・


今回のレポは前半が夜の写真、後半が昼の写真にわけてある。

N i g h t


成木側旧道。

ライトが灯っている。



なんとなく味のある風景。

吹上隧道。

ここに到着するまでかなり歩いて登ってきた。

新吹上トンネル坑門は旧道の真下にあるので、

標高を稼ぐためにかなり迂回していることがわかる。



内部。やはり二車線は無理があるか


吹上隧道黒沢側。

こちら側も味のある朽ち具合だ。


旧旧道から見える吹上隧道。

息を呑む圧倒的な存在感。


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