附記:安国侯その後



王陵は亡くなると、武侯と諡(おくりな)された。

呂后八年、子の王忌が継ぎ、一年して亡くなった。諡号は哀侯。

文帝元年、子の王ゆうが継いだ。三十九年して死んだ。諡号は終侯。

武帝の建元元年、子の王辟方が継ぎ、二十年して亡くなった。諡号は安侯。

武帝の元狩三年、子の王定が継いだが、八年後の元鼎五年に罪を得て平民に落とされ、

代々続いた安国侯は断絶した。


しかし、宣帝の元康四年、王陵の玄孫にあたる王襄が家名再興を許され、安国侯は復活した。



HOME